ホームヘルパー制度の廃止と新制度の発足

ホームヘルパーという資格は、すでになくなっています。これから新たに取得をすることはできなくなっているのです。制度自体が廃止されて、新しいものに変わっているからですね。

従来のホームヘルパー制度は、少し分かりにくいものでした。介護職員基礎研修というものもあって、どれを取得していけば分かりづらかったのです。名前も、訪問介護の資格かと勘違いをしてしまう人が続出する微妙なものでした。様々な問題があったので、制度改革が行われて、一気にすべてなくなりました。代わりに、介護職員初任者研修というものと、実務者研修というものが生まれました。

これらが、ホームヘルパー制度の代わりになったということです。ですから、介護業界を志望するときには、まずはこれらを取得していくこととなります。名前が変わったからといっても、何も心配をする必要はありません。基本的にやることは変わらず、介護の基礎的な知識と技術を順序よく身に付けていくだけです。座学と実習の両面から、介護の世界で活躍ができる人材を育成していきます。

これらは、約100時間以上の勉強が必要になる講習であって、一発試験ではありません。ですから、時間がかかってしまうのがネックですが、逆にいえば時間をかければ誰にでも取得は可能です。自分が介護の世界に向いているかもチェックできますから、業界入りをする前にきちんと取得をしておきましょう。無事にこの両資格を揃えられれば、まず仕事は見つけられるはずです。